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甘い時間は2人きりで
第13章 大人なデート
「…春人?」
「ん、えっ?」
「どうしたの?箸止まってるけど?」
「ん、何でもないよ」
「本当に?また変なこと考えてたんでしょ?」
乾いた笑いで必死に誤魔化しつつ、ワサビを付けて口に放り込む。
「んぐっ!」
…ワサビ付け過ぎた…
「ケホ、ゲホッ」
「ちょ、大丈夫!?」
「ん…」
ホンマ、溜まり過ぎやろ、俺…
この後、ホテルなり俺の家に連れて行くか?
でも、茜さん仕事あるし…やっぱ疲れさせるのは…
理性の狭間で揺れたままで、その後肉の味や彼女との会話もあまり覚えてなかった。
ーーーーーーー
「本当にご馳走してもらっていいの?」
「もちろん。茜さんは気にしなくてよろしい」
「…ありがとう」
車に乗り込み、クーラーが効くまでゆっくりと待つ。
「そろそろ送るわ。明日も早いやろ?」
ホンマはもっと居たいけど、お互い仕事もあるし…
「……うん」
…何や、その間は?
ちょっと期待してまうやん…