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甘い時間は2人きりで
第13章 大人なデート

「…茜さん?」
「ま、まだ…」
「帰りたくない…」
彼女から目が離せない…
「ご飯食べて、帰るだけじゃ嫌だよ。もうちょっと一緒に居たい。春人に抱き締めて欲しいの…」
「や、でも…」
「春人は…一緒に居たくないの?寂しくない…とか?」
この言葉で、必死に我慢してたものが決壊した。
頰を赤らめて、上目遣いで訴えられて、我慢出来るわけないやろ!
「えっ?春人!?」
困惑する彼女を無視して、帰路とは別の道を行く。
ホテルに行くのも、自宅に戻る時間すら惜しい…
近場で誰にも邪魔されない場所を目指した。
ーーーーーーー
都内では大きめの自然公園の駐車場。
昼間は公園に来る人の車が多数停まるが、夜は人気が全く無くなり、駐車場もガラガラ。
よく1人で考え事をする時には、車を走らせてここに来ている。
車が1台も停まっていない駐車場の端っこに車を停めた。
「は、はる…んっ」
彼女の言葉を遮るように唇を奪った。
そういや、今日は今までキスもせんかったな…
キスしたら、色々と抑え効かんくなるから仕方なかったんや…

