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甘い時間は2人きりで
第14章 秘密の一室

横目で大橋さんを見てから、春人は深いため息を吐いた。

「ごめん、茜さん。涼介が…」
「ううん、大丈夫だから。それより、寝てたの?」
「んー、ちょっとな…」

少し疲れた表情の春人を見て、胸が痛んだ。
時間があれば会いに来てくれてたけど、春人に無理をさせてたんじゃ…

義「ハル…腹減ったんやけど…」
春「はぁ…作るからお前らも手伝えよ」
「じゃあ、私は…」

帰ろうかとソファから腰を上げると、大橋さんに肩を掴まれた。

涼「彼女さんはゆっくりしといて下さい。ペット達と戯れといても大丈夫ですよ」
「いや、もう帰ろうと…」
春「ええよ、居ってくれて。後で俺が送るから、ご飯も食べて行ってよ」

春人がそう言うなら、もうちょっと居ようかな…

再びソファに座ると、男性3人がキッチンに立った。
料理は春人がメインで作って、2人はお皿を出したり、料理の盛り付けを行なっていた。

涼「ハルの彼女。やっぱ綺麗やな」
「まぁな」
涼「普段はどんな感じなん?私服とか、料理の腕前とか…」
「別に…」
涼「教えてやー」
義「彼女の話題については、無口になるんよな…」




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