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甘い時間は2人きりで
第14章 秘密の一室
なんか、夢みたい…
Blue Eyesのメンバーと食事して、会話してるなんて…
バンド好きの千代ちゃんだったら、卒倒するだろうな…
涼「彼女さん。俺もハルみたいに『茜さん』って呼んでもいいっすか?」
「へっ?別にいいよ」
涼「やった!俺のことは『涼介』って呼んで下さい。あと、敬語はもういいっす」
「分かった」
谷さんが「俺も呼んで」と言い出したところ、春人が食器音を立てて、勢い良く立ち上がった。
春「…ご馳走さまでした」
「……」
春「8時半くらいに送るから、もうちょいゆっくりしといて…」
春人、機嫌悪いのかな…?
威勢良く立ち上がった割に、テンション低かったし…
涼「嫉妬してるんちゃう?ハル」
義「お前が彼女さんに話し掛けるからやろ?」
涼「普段クールなアイツがさ、彼女の前だけで見せる顔を見たかったんよな…面白いと思うのに…」
「…そのしわ寄せが来るの、私なんだから面白がるな!」