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甘い時間は2人きりで
第3章 酔って愛して
「これからも何かあったら言ってよ、ちっちゃいことでもさ。俺、茜さんの笑ってる顔が好きやから」
「うん、ありがとう」
我ながらキザなセリフ言ったと思うよ。
でも茜さんが笑顔になってくれてよかった。
「里芋煮美味しい」
「そう?大学の時から一人暮らしやったから、料理はよう作ってたね」
「和食得意なんだね、いいな。これも美味しい」
嬉しそうな表情で俺の作った料理を食べてくれる。
その顔が可愛いくて仕方ない…。
普段の何気ない仕草も愛しくて…
はぁー、可愛い。
俺ってすごい茜さんに惚れてるんやな…
「…なに、どうしたの?」
「え、いや…」
ーーーーーー
「茜さん、ギュッてさせて」
「えっ?」
食後にソファに隣同士で座り、茜さんにお願いをする。
「俺も1週間のご褒美欲しい。だめ?」
「…分かった。はい」
少し赤くなりながら両手を広げて、俺のことを迎えてくれる。
その腕の中に飛び込んで、首筋に顔を埋める。
彼女の身体から漂う甘い匂いを充分に堪能する。
「あー、落ち着くー」
「もう、いい?」
「もうちょい…」