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甘い時間は2人きりで
第3章 酔って愛して
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抱き付いていると、このままソファに押し倒して茜さんの身体を堪能したい欲に駆られる。
でも、夜は長いし、ゆっくり楽しんでいったらいいか…
「はい、ありがとう」
身体を離せば少し寂しそうな顔をする彼女。
「初めはちょっと嫌がってたのに、何その顔?」
「え、や…」
「ふふっ、また後でいっぱい抱き締めてあげるから」
耳元で囁けば、顔を真っ赤に染まて俯く。
あー、もうここで抱きたい…
まだ、我慢しやな…
「DVD借りてきたからさ、ワイン飲みながら見る?」
「見る」
「前に映画館で見て面白かったものを借りたんよ。選んで」
ワインとおつまみのチーズキューブを用意してる間に選んだのは恋愛モノ。
ホラーは選ばんかったか。
怖いシーンで「キャッ…」って驚きながら抱き付いてくるの期待してたのに…
DVDをセットして、ワインを飲みながら鑑賞開始。
「映画ってよく見るの?」
「うん。芸術に触れて、作曲に繋げていくことが多いかな?」
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