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甘い時間は2人きりで
第17章 お祝い
「茜さん、分かる?俺が今1番欲しいの…」
「え、なに…」
「欲しいのは茜さんだけ。プレゼントも嬉しかったけど、茜さんの心も身体も全部欲しい…」
舌先で唇をひと舐めして、唇をこじ開けて私の舌とゆっくり絡めてきた。
舌を動かすと舌を引っ込めて、唇にチュッと何度も吸い付き、また舌を絡めるエッチなキスと軽いキスを交互に繰り返された。
「茜さんの唇柔らかくて、食べたくなる…」
キスも深くなってきて、ソファに春人と絡まるように押し倒された。
キスの最中、春人に手首を掴まれたけど、特に気にならなかった。
濃厚なキスにウットリし過ぎて、何をされてるかなんて気が回らなかった。
「へっ?」
唇が離れ、意識が覚醒し視界がはっきりすると、手首にはネクタイが巻かれていた。
これ、縛られた!?
手首を捻っても、きっちり結ばれているから全然取れない。
「は、春人、これ取って…」
「やだ」
縛った張本人は、悪そうな笑みを浮かべて、私を見下ろしていた。