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甘い時間は2人きりで
第17章 お祝い

恋人の誕生日。
イチャイチャする甘い1日…

…というわけでもなく。

「いたたた…」
「大丈夫?」
「大丈夫じゃない…」

エッチのしすぎで、腰が痛くて仕方ない。
スーツを着るのも一苦労。
今だって春人にしがみ付かないと、立ってられないくらい。

「何で春人は平気なの?」
「そりゃ、俺の方が若いから?」
「…1歳半くらいの違いでしょ!」

バシッ!

「ゔっ…」

背中を思いっきり叩いたら、腰を押さえて蹲った。
まさか…

「春人も腰痛いんじゃ…?」
「う、ん…」
「無理しなくても…」
「だって、カッコ悪いとこ見せたないし…」

カッコ悪い部分なんて、見ても幻滅しないのに…
バツが悪そうな春人に、口角が上がる。

「今日、春人のとこに泊まっていい?」
「いいけど、遅くなるかも知れやんで?」
「分かってる…春人の好きな物作って、ケーキ用意して待ってるから」

それを聞くと、表情が明るくなった。

「なるべく早く帰るわ!!」
「きちんと仕事してね」




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