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甘い時間は2人きりで
第18章 社員旅行

「お酌してた女の子は?」
「だから、あの子はスタッフさん。新人やから、少しでも俺らと仲良くなるために自分からお酌してくれたから、無下に出来やんかったんや。ごめんね」
「嘘だ。本当は私が居なかったら、部屋で…」

こんな可愛げの無い事、言いたくないのに…
私が1番春人を困らせてる…

春人は深い溜め息を吐いて、頰を軽く掻いた、

「茜さんって、バンドマンは寄ってきた女の子とエッチするイメージ持ってる?なんかショック…」
「え、いや、ごめんなさい…」
「ふふっ、実際遊んでるバンドマンは知り合いに居てるけど、俺はそんなこと絶対せえへんから」

フワリと包み込むように抱き締められた。

「俺は好きな人としかキスもエッチもせえへんよ。これだけは信じて」
「う、ん、ごめんね、嫌な事言って…」
「ええよ、俺もごめんな」

「仲直りのキス」と軽いキスをしてくれた。
吸い付かれていると、ある事を思い出して顔を逸らした。

「…どうしたん?まだ気分悪い?」
「違っ…私、春人の口に出されて…」




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