この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
甘い時間は2人きりで
第20章 イメチェン
ーーーーーーー
その夜、眠い目を擦りながらテレビを観ていた。
「始まった…」
お目当ては「アーティスト・ファイル」という番組。
注目のアーティストをゲストに招いて、スタジオライブとトークをするという音楽番組。
今日はBlue Eyesがゲストの回。
音楽番組なので、ライブや楽曲について質問されるが、深夜番組ならではのディープなことも質問されるらしく…
「Blue Eyesと言えば、『ライブパフォーマンスがエロい』ってファンの間で言われてるじゃないですか?アレは自然なんですか?」
春「僕らとしては、エロくしてるわけじゃ無いんすけどね。そうなったのは、うちのリーダーが原因です」
光「僕が加入すると同時に、春人にボーカルをやってもらうことになったんですよ。ただ、春人はずっとギターをやってたんで、ボーカルとしてのパフォーマンスが出来なかった」
光「そこで僕が『手を動かすだけじゃなくて、身体全体を使ってパフォーマンスしてみたら?」ってアドバイスしたら、身体をくねらす動きが誕生しましたね。今はハンドマイクでパフォーマンスする機会が増えてきたんだ、余計エロさが増した感じですね…」