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甘い時間は2人きりで
第20章 イメチェン

「…分かりました」
「えっ!?マジで!やった!!」
はー…
結局春人に負けるんだよね…
お願い事とかエッチでも…
「いつするかって決める?」
「いや、サプライズ的なやつがいい!帰ったら茜さんが制服で俺のことお出迎えしてくれるシチュエーションとか…むふふっ」
うわっ、気持ち悪いくらいニヤけてるし!
春人がどんな妄想をしてるのか知りたいような、知りたくないような…
「はぁ…その代わりちゃんとツアー回って、カッコいいライブしてね。私も行くから」
「もちろん!あっ、夜にはスカイプとか電話はしような。お互い寂しくならんように」
裸のままなので肩の辺りが冷えてきた。
震えていると、春人に抱き寄せられた。
「寒い?もうちょいこっち来て」
「うん」
抱き合ったまま、空を眺める。
雲ひとつ無い空は、月と星が綺麗に見えていた。
「綺麗やな…流れ星とか見えそうやな?」
「ふふっ、そうだね。もし流れ星が流れたら、春人はなんてお願いする?」
甘々な春人のことだから、私との仲を願ったりして…
「うーん、『10年以内に東京ドームでライブが出来ますように』ってお願いするかな?」
「そっちかい!」
「そっちって何?」
「いや、何でも…」
「俺は言ったで?茜さんはどんなお願いすんの?」
「……お休み」
「あっ、ズル!」

