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甘い時間は2人きりで
第20章 イメチェン
「どんな方かと思ったら、童顔のちんちくりんなんて…とても重要な仕事が出来るように見えないんですが…」
「はっ!?」
「自分を偉く見せたいから、実年齢を上にごまかしてるんじゃなくて?」
これって、もしかしてマウンティングってやつ!?
見た目だけで仕事が出来ないと見なされたことにムカついた。
「失礼ですが、私はずっとこの会社で働いてきたんです。もちろん自分だけの力じゃなくて、周りの方々と一緒に頑張ってきたからです!あと、27歳はリアルな年齢ですからね!」
「それは、失礼…ですが、今日蔵本さんが絶賛される方を拝見して決まりました…私、あなたを抜いてみせます!蔵本さんに相応しいのは私ですから!!」
しかも宣戦布告された。
空くんのことは付き合って無いから、別にいいっすよ…
「どうぞご勝手に。ただ、企画の席では穏便に済ませましょう。企画はそちらの持ち込みですから」
「もちろんその部分は弁えています。ご安心を」
「あと、私を抜きたいのなら、周りとの協力は絶対不可欠です。キチンと相手の言う事を聞くのも大事です」