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甘い時間は2人きりで
第21章 冷たい視線

検査が終わり、部屋で待っていると先生が入室した。

「検査の結果、記憶や脳に異常は見当たりませんでした。脚にはダメージもありませんでしたし、後遺症も無いと思われます」
「そうですか」
「ただ、あちこち骨折やヒビが入ってますので、しばらく安静にしておいて下さい」

「はい」
「ヒビが入っている肋骨と左腕は1ヶ月程で治りますが、右腕は完治するのに2ヶ月以上は掛かると思って下さい」
「2ヶ月ですか…」

それだと、来月のBlue Eyesの横浜公演には行けないな…
せっかくの楽しみが消えて、心がモヤモヤした。

「では、失礼します。何かありましたら、お呼びください」
「はい。ありがとうございました」

先生が出て行くと、藍さんが果物ナイフとリンゴを取り出した。

「茜ちゃん、リンゴ剥いてあげるわね。お父さんも食べます?」
「ああ、もらうよ」

リンゴを剥いてもらい、フォークを持とうと左腕を上げると、激痛が走って思わず顔を顰めた。

「茜ちゃん、今は左腕を動かしちゃダメよ!」
「で、でも…」
「はい、口開けて」




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