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甘い時間は2人きりで
第21章 冷たい視線

「私を襲った人…先週くらいからずっと後を付けてたんです…会社に行く時も、帰る時もずっと見られてるような気がして…」

冷たい視線で気持ち悪い笑みを浮かべて殴って来た男の顔が浮かび、身体が震えて、呼吸も乱れてきた。

「はぁ、こ、怖い…あ、の人がずっと付き纏って来て…今も見られてるんじゃないかって不安で…」
「茜ちゃん、落ち着いて!深呼吸…」

呼吸が落ち着くと、身体を支えてベッドに寝かせてくれた。

「嫌な事を思い出させてしまい、申し訳ありません。あと少しだけいいですか?」
「はい…」

「犯人の顔に見覚えはありましたか?」
「今まで見た事無い顔でした…」
「犯人の特徴とか覚えてますか?」
「特徴は無かったような…ただ、足が悪いのか引き摺るような歩き方でした」

生田さんはメモを取ると、私の部屋を捜索をすると言われた。

「ご協力ありがとうございました。また何かあれば、こちらに寄らせていただきます」
「ありがとうございました…」




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