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甘い時間は2人きりで
第22章 犯人

節々が痛くなって顔をしかめると、部長がやんわりと引き離してくれた。

「長野さん、体調の方はどうです?」
「部長すみません…このような事になって…」
「長野さんが謝る事じゃないですよ!あなたは被害者なんですから…」
「しかし、仕事が…」

今の状態ではまともな仕事はこなせない。
だけど、早いうちに消化しないといけない仕事も残っている。
終えるのが長引けば、その分先方に迷惑がかかってしまう…

「長野さんが担当してた仕事は部署内で振り分けますから大丈夫。あっ、申し訳ないと思うのはナシですよ」
「ありがとうございます…」

その間千代ちゃんは、身体に巻かれた包帯をチラチラ見ていた。

「私、ライブ行きません!」
「どうして!?あんなに楽しみにしてたじゃない…」
「先輩がこんな状態になってるのに、自分だけ楽しむなんて出来ません!」

痛む左腕を動かし、手をそっと重ねた。

「私のこと心配してくれてありがとう。千代ちゃんがBlue Eyesのライブに行ったからって、私は気にしないよ。むしろ行かなかったら、『私のせいで…』って気に病むと思う」




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