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甘い時間は2人きりで
第23章 久しぶりの2人の時間

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横浜のとあるシティホテルに足を運び、キャンセルが出た部屋に泊まることにした。

部屋に入ると春人に引き寄せられ、濃厚なキスを贈られた。
舌を絡め取られると、息が上がって下腹部が甘く疼き出す…

「ん、待って…」
「ごめん、待たれへん」

壁に押しやられ、耳たぶを甘噛みされる。

「ち、違う…はっ、お風呂入りたい…」

私から誘ったのに、まだ心の準備が出来ていなかった。
春人が入浴の準備をしている間に、コンビニで買った物を取り出した。

化粧ポーチは持って来たから、簡単なメイクくらいは出来るかな?
…うー、久しぶりだから凄い緊張する!

「茜さん、お風呂溜まったで」
「は、はいっ」

緊張のせいで思わず声が裏返る。
そんな私を見て、春人にクスクス笑われた。

「そんな緊張せんでも…」
「だって…」
「…久しぶりに2人きりになれたんやから、いっぱい楽しもうな?」




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