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甘い時間は2人きりで
第4章 気持ちよくなって:勉強編
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「はぁ…」
またしても可愛くないこと言っちゃった…
素直に『ありがとう』って言えよ私…
それに『一緒に過ごしたい』ってセリフは普通彼女が言うものなのじゃない?
悶々とした気持ちのまま迎えた金曜日。
例の雑誌に2人きりの過ごし方とか書いてあったから、もっと読んどけば良かった…
ギュッ…
「茜さん、なに難しい顔してるん?」
「きゃっ!もー、後ろから急に抱き付かないでよ!」
「へへー」
身体を離して、春人と向き合う。
春人が着ている黒いシャツはボタンを2つ外していて、チラチラと胸元が見える…
「…シャツ開けすぎじゃない?」
「そう?」
「そう!そんなに開いて、風邪引いちゃうよ」
「大丈夫やって。最近あったかいし」
春人が戸棚にあるボールを取る際に、目の前に胸元が来て、ソコに目がいってしまった。
「………」
「どうしたん?」
「べ、別に…」
「嘘や。胸元見ちゃってドキドキしてる?」
そう言うと、ボタンを1つ外して肌を見せてくる。
こいつ、こっちの反応見て楽しんでるな…
「…手伝わずに変なことばっかりしてると、晩ごはん春人の分作らないからね!」
「えっ、ごめんごめん!手伝うから!」