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甘い時間は2人きりで
第24章 ライブと彼女お披露目
「その上、ご飯まで頂いちゃって…」
光「大丈夫ですよ1人増えても。な、秦野さん」
「ああ」
その言葉に、茜さんの表情が和らいだ。
光「でもライブのことばっかり話して、つまんなかったでしょ?」
「いえ、普段聞けないことばかりだったので、新鮮でした」
信号で止まると、秦野さんが後部座席に振り向いた。
「ただ、今回のことはあまり他言しないで下さい」
「はい、もちろんです」
「よろしく。ところで家はこちらで合ってますか?」
「はい、次の信号を右に曲がってください」
茜さん家に着くと、お母さんが出てこられた。
お母さんと言葉を交わすと、2人で車の傍に来た。
「茜ちゃんを送っていただいて、ありがとうございました」
「いえ、怪我をしてる娘さんを遅くまで連れ回してしまい、申し訳ありません」
「そんな事ないですよ。茜ちゃんも楽しかったと言ってますし。それに2階の席を用意して下さったみたいで…」