この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
甘い時間は2人きりで
第4章 気持ちよくなって:勉強編
ーーーーーーー
結局、キスだけでお泊まりが終わってしまった。
会社でも休み時間になって気持ちが落ち着くと、あのことばかり考えてしまう。
予備知識とか付けても、恥ずかしさが邪魔して出来なかったな…
今週こそは…と思ったけど、金曜日は新人の歓迎会だからお泊まりも無し…
「はぁ…」
「先輩!」
自分のデスクでお茶を飲んでいると、後輩の渡辺 千代ちゃんが話しかけてきた。
「どうしたの?」
「…先輩って、新しい彼氏出来たんですか?」
「うえっ!?」
いきなり何を言い出すの!?
「な、何で…そんな」
「だってー、時間があると眼鏡ケースずっと見てるから。これまで使ってたのとデザインも違うし、贈り物ですか?」
確かに春人からもらった眼鏡ケース、暇があれば眺めてるかも…
「こ、これは、友達から誕生日プレゼントでもらったやつで…」
「へー」
この子、ニヤニヤして楽しんでる!
なんか、春人に似てる…
どう返答していいか困っていると…
「長野さん、ちょっと来てくれる?」
外に出てた同僚が私を呼んだ。