この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
甘い時間は2人きりで
第28章 新居へ引っ越し
「ごめんね」と謝ると、「気にしてないから、ご飯食べよ?」とカレーをよそってくれた。
「今日はポークカレーにしてみた。野菜もいっぱい入れたから、沢山食べてや」
「ありがとう。いただきます」
「俺も食べよ」
「ん、美味しいよ」
「ホンマ?良かった。おかわりもあるからね」
付け合わせのサラダも美味しくいただく。
カレーって美味しいから、よく食べ過ぎちゃうんだよね…
「春人の作るカレーって、コクがあるよね。何か入れてるの?」
「隠し味をちょっとね…何入れてるかはナイショ」
「えー、教えてよー」
「ダメー!」
結局、何を入れてるのか教えてくれなかった…
今度作ってる時に暴いてやる…
「ところで、もう夜道怖いの治った?」
「だいぶ良くなったけど、完全ではなよ。今は小型の懐中電灯と防犯アラームを持ち歩くようにしたの。ただ、気持ちに波があるから、無理な場合はお母さんに迎えに来てもらって、実家に帰るようにしてるの」