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甘い時間は2人きりで
第29章 2人きりの旅行
そうか、私の中学はお弁当だったけど、春人の中学は給食だったんだ…
それを忘れてた…
「小学生の頃は1番だったのにー…」
「子どもの頃は早くても、大人になったら変わるやろ」
「うー…」
牛乳の早飲みで負け無しだった為自信があった分、敗北感が半端ない…
「茜さん約束やで?俺の言う事1つ聞いてもらおっか?」
ニヤニヤ顔が怖い…
「部屋に戻ったら何しよっかな?お風呂でどんな事してあげよっかなー?」
「ひ、1つだけって言ったじゃん!」
「んー、まだ何も言ってへんよ?ナニ想像してたん?」
「うー…」
どんな事されるのか不安がありつつも、少し期待してる自分が居て、ちょっと落ち込んだ…
部屋に戻ると、春人は座椅子に座ると膝をポンポンした。
「ここに座って」
「ええっ!?」
「俺の言う事聞いてくれるんやろ?」
「…はい」
仕方なく春人の膝の上に座ると、腰に腕を回された。
ガッチリホールドして、逃げられないんですが…
「嫌がらんでもいいのに」
「いつも変な事してくるじゃん」