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甘い時間は2人きりで
第29章 2人きりの旅行

突起を集中的に擦られ、息が上がって、声が出ないように手で口を押さえる。

「ん、んん…」
「ん、声?ははっ、うちの可愛い犬が膝の上に乗ってるんよ。甘えたそうにして…」

笑みを向けてきたが、今度のは色気を含んだ笑い方で、この状況を楽しんでいるように見える。
こっちはバレないように必死なのに…

「一旦切る?そう、じゃあ待っとくわ」

スマホを耳から離すと、私の耳にキスを落とした。
下着の中に指が侵入し、入り口を上下になぞる。

「濡れてるな。撫でてるだけやのに気持ち良かった?」
「ダメ、聞こえちゃ…」
「大丈夫。今トイレ行ってるみたいやから」

電話相手が居ないから、春人の指が大胆に動く。
蜜をまとった指が突起を捏ねるように動く。

「このシチュエーションは萌えるけど、茜さんのエッチな声は聞かせたくないからなー」
「あ、あっ…」
「今だけは声我慢しやんと、俺に聞かせて」
「あ、ふああっ…」

耳を甘噛みして、チュッと吸い付かれる。
2箇所の責めに我慢出来なくなる…

「は、はる…」

『春人、お待たせ』




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