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甘い時間は2人きりで
第29章 2人きりの旅行

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あの後も時間を掛けて濃密に愛されて、今は半分寝ぼけたまま春人と露天風呂に入っている。

「遅くまでシちゃったから、明日寝坊してまうな。朝ご飯の時間ずらしてもらう?」
「うん…」
「ふっ」

満足気に身体中のキスマークに指を這わせる。
その指にも身体を震わせて反応してしまう。
さっきまでのエッチなせいで、今も身体は敏感になっている。

「んん…」
「身体中赤くしながら、俺にしがみ付いてくる茜さん最高やったなー」

身体を離しても、すぐに後ろから抱き締められる。
春人も満足したのか、お尻に硬いモノは当たっていない。

「熱くなってきたから、もう出ようか?」

身体を拭いてもらうと、新しい着物を持って来てくれた。

「さっき着てたやつ、シワになったから新しいの用意したで」
「ありがと…」

浴衣に着替え、もう1つの布団に仲良く入る。
僅かにヒンヤリとした肌触りが温まった身体には丁度いい。



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