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甘い時間は2人きりで
第30章 春人の異変
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「春人、喉の調子が悪かったんですけど、何かあったんですか?」
「やっぱりここ最近忙しかったから、喉を休める時間が無かったんかな?私もよう分からんねん、ごめんな」
話しているうちにホテルに到着し、ロビーに入るとマネージャーさんとメンバーがソファに座っていた。
「おはようございます…」
「何で長野さんがここに!?」
「私が呼んだの。ハルくんまだ出て来てないん?」
その言葉にマネージャーさんは小さく頷いた。
「もうそろそろ出ないと、先方に迷惑を掛けてしまうのに…」
「あの…春人の部屋ってどこですか?」
「はっ!?」
皆が一斉にこちらを見る。
「いや、こちら側の問題ですから…」
「確かに私は関係者じゃないです。でも、Blue Eyesの音楽、春人の歌声が好きな1人のファンなんです。私に出来る事は話を聞くだけですけど、今苦しんでる春人の力になりたいんです!」
涼「茜さん…ハルのこと任せてもいいっすか?」
「涼介!?」
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