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甘い時間は2人きりで
第30章 春人の異変
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義「はい、大富豪」
「あー!せっかく良いの持ってたのにー」
光「アレ?1とか2持ってたんや。残念やな」
「むー…これで負けたら、3連敗なんですけど」
「お待たせしましたー」
3連敗したところで、お弁当が到着した。
幕の内弁当なんだけど、割と豪華な内容でちょっとお高いんじゃ…
「お弁当来てからこんな事言うのもアレだけど…私豪華なのもらっちゃっていいの?」
「ええんやって」
既に春人は割り箸を片手に、お弁当の蓋を開けていた。
お腹空いてるからか、待ちきれない顔してるよ…
「腹減ったー。いただきまーす」
焼き鮭とご飯をかき込み、リスみたいに口に詰め込んでいる。
「もうちょい落ち着いて食べなよ」
「むほ。ひょうはほのはるふはい」
「口に詰め込み過ぎて、何言ってるのか分かんないよ」
紙コップにお茶を入れて渡すと、一気に飲み干した。
「はぁー。いや、今日は喉の調子悪く無いって言いたかったんや」
「そうなんだ」
「皆にポリープの事言うたから、楽になったんかな?」
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