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甘い時間は2人きりで
第30章 春人の異変
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光「腹括れよハル。ファンにとって1番嫌なのは大事な事を黙っとくことや。ただ1ヶ月休む訳じゃないやろ?ポリープを治して、万全の態勢で皆の前に立つためやろ?
Blue Eyesに付いて来てくれてるファンの子らは分かってくれるって。皆待ってくれるよ」
松田さんの言葉にジッと耳を傾ける春人。
顔を上げると、力の篭った目で松田さんを見据えていた。
「ありがとうな光ちゃん。流石リーダーやわ」
光「何やねんいきなり…ハル、お前もっと自分に自信持てや。お前の声が好きって言うてくれる人が居るんやからな。
ハルの隣に居てる彼女はお前に1番近いファンやから、他のファン同様大事にせえよ。
しんどくても支えてくれる奴が居ることも忘れんなや」
涼介さんと谷さんが頷くと、春人は鼻を擦って再びお弁当をかき込む。
「茜さんごめんな。ダサいとか見せて…」
「大丈夫だよ…例えファンの人が離れていっても、私は離れないよ」
「…ありがとう」
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