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甘い時間は2人きりで
第30章 春人の異変

落ち込んでいた春人の役に立てて本当に良かった…

「茜さんのお陰で俺もステージに立てたし、ホンマありがとう。今度お礼させてな」
「そんな大げさなこと…彼女だから」
「大げさちゃうよ。俺のワガママで沢山の人に迷惑かけてたから、彼女さんのお陰すよ」

そう言うと、額にキスを落として、顔のあちこちにキスをくれた。
唇を包むように塞がれ、上唇をペロリに舐めてきた。

春人の唇を舐め返すと、舌先で唇を突かれて侵入してきた。
口内を貪るよに舌が蠢き、頭がジンジンする…

「アカン…これ以上やったらシたくなる…ごめんな、今日ゴム持って来てないねん」
「そっか。じゃあくっ付いて寝よ?」

春人が腕枕をしてくれ、そこに頭を乗せた。
めくれ上がった毛布を肩まで掛けてくれた。

「腕痛くない?」
「今はね。痛くなったら腕抜くから」
「…そういえば、いつ手術するの?」
「ふふっ、いきなりやね…3月くらいかな?手術が終わったら1ヶ月程休んで、復帰は春のフェスくらいかな?」




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