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甘い時間は2人きりで
第30章 春人の異変
「近い内に、ちゃんとした指輪渡すから」
「えっ?いやいや。コレ綺麗だし、まだ…」
「…もう、鈍いなー」
急に怒った春人にちょっとびっくり。
何が鈍いの?
「今年ホールツアーにリベンジするねん。それが成功したら…俺と同棲してくれやんかな?」
「…ど、同棲!?」
「うん。結婚を前提とした」
「け、け、結婚!?」
いきなりの爆弾発言に付いて行けない…
「一緒に暮らして、時期を見計らって、ご両親に挨拶して…:
「…そ、それは良いけど、その前にきちんとポリープは治してね」
「ちょっ!俺の告白を『それ』で片付けるんやめて!てかええの!?」
「うん…」
「……はぁぁぁ、茜さんありがとう」
勢いよく抱き着かれ、押し倒された。
結婚を前提として同棲か…
「オッケーしたけど、いまいち実感が湧かない…」
「俺も。でも茜さんとは結婚したいし、一緒に住んでお互いをもっと理解していきたい」