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第1章 謎の金髪美少年

眩い髪の色をした少年が立っていた。この光景を驚いて目を見開いていたが、すぐに表情がなくなった。
「お前ら楽しそうなことやってるな」
現れた少年の存在に３人の少年達は急に借りてきた猫のように大人しくなった。
「あ…これはその…」
少年はフッと笑う。
「お前らこれがバレたら龍仁が黙ってないと思うがな」
そういい放つと、３人の少年達はバタバタと逃げ出した。

なんか気まずい…。
ここはお礼をいった方がいいのかしら。乱れた制服を整える。
突如現れた謎の少年を間近でよく見ると、眩い白に近い金色の髪に、すごい美形だということがわかった。肌も艶々していて、韓流ドラマに出てくる人みたいだ。
「おい、落ちてたから拾ってやったぞ」

あ、私のバック…。

彼は少年達に襲われた時に落としたバックを拾ってくれたようだ。
「あ、ありがとう」
少年はさして興味もなくフンと鼻で笑う。
「次からは気を付けろよ。岡田舞ちゃん」