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『コミックサイトで逢いましょう』―番外編―
第2章 【第二部】 kiss・きす・キッス!
いや、こいつのことだから、もしかしたら有り得るかもしれない。
俺ってどうしてこんなヤツに付き合わされてるンだろう。
アイスの為に歩いたのか、って聞くのも馬鹿馬鹿しかったので、奢ってくれた礼と更なる要求だけを口にしてみる。
「美味かった。ごちそうさま。でも、これ喰ったら喉乾いたんだけど。お茶かミネラルウォーター欲しくなるよな」
駄目で元々。実際かなり甘みが強かったので、喉をスッキリさせたくなったのは事実。
と言っても、自販機は近くには無さそうだったが。
「おまえって、案外我が儘な。普通、次は俺が買ってくるとか言わない?女だったらスゲー嫌なタイプ」
「我が儘で悪かったな。おまえに言われたくねーよ。それに俺、女じゃねーし!」
何処まで俺を馬鹿にする気なんだ、こいつは!
俺が男だから好きになったって言ったろ?!
何か色々考えてたら真剣に黄昏れてきた。