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『コミックサイトで逢いましょう』―番外編―
第3章 【第三部】 春の日の泡沫(うたかた)の………
「ぁ…あ…、ん……、いゃっ…止めてよ…コウ」
美麗な顔立ちを僅かに歪めて固望(モトミ)が抗議の声を上げる。
汗ばむような春の日とはいえ、直接フローリングの床にTシャッツの身体を押しつけられれば、さすがに冷たい。生身に伝わるヒンヤリした感覚に、背筋がゾクリと震える。
けれど、すんなりモトミの言葉を聞き入れるような相手ではなかった。
耿輔(コウスケ)は、モトミの華奢な肩を床に押しつけまま、耳許で甘く囁く。
「駄目だよモトミ。そんな可愛い声で拒んでも誘っているようにしか聞こえない。もう充分待ったろ?」
ダメ押しするように、”充分過ぎるね”と呟いて、モトミのシャツの上から胸の突起をそっとなぞる。
「ぁあっ……、はぅっ…」
布越しに触られただけで、敏感過ぎるほど感じてしまう身体。
既に、キスだけで十分昂められたモトミの身体は刺激を貪欲に求めていた。
その分かり易い反応に、煽る耿輔の気持ちも昂ぶる。