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『コミックサイトで逢いましょう』―番外編―
第1章 【第一部】これより先危険につき!
これを計画的と言わず、何を計画的というのだろう。水着も下着もすべて用意してある。ご丁寧に二人分。俺のジャストサイズをいつのまに調べたんだよ。
抱いた感覚で?
…コメントのしようがない。
確かに充実のスパだと思うし、フィットネススタジオも良いけど…。
後ろから俺を抱き込むようにして立つのはよせ!!
たとえ、俺たちの他には更衣室に誰もいなくても。(それとも、このポーズは職業病って言うヤツ?)
恥ずかしさに俺がムッとしていることなど、知るよしもない耿輔は俺の肩を抱いてご満悦だ。
“どうして、いつもこうなんだろう"
今度こそは耿輔のペースに乗せられまいと確固たる気持ちで臨んだのに、気が付けば本日もヤツのペース。
下心ありありな耿輔を知っていながら、”くつろぎと癒しのスパ&室内プール”という誘い文句に負けて『ちょっとだけなら』と言った俺にも勿論責任はあるけど。
大体こいつと出かけて、苦境に立たされずに済んだ試しがない。
“いい加減学習しようか…自分"
そんなこんなで、このあと俺は耿輔のエロい視線から逃れるために、ひたすら泳ぎ、ひたすら湯船に浸かって…結果湯当たりという憂き目に遭う。