この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
堕天使 1st gig.
第12章 クリスマス
朝、目が覚めた俺は憂鬱なまま2課で引き継ぎの済ませて基地を出た。帰りを送ってやる為に俺の車に乗っていた宗司は

『待ち望んでた休暇でしょう?』

と俺に言うが俺は

『帰ってから状況次第じゃ俺はまた戦闘モードだからな。』

とため息をつき、宗司を宗司の家の前で降ろしていた。宗司は何の嫌味かわからないが

『良いクリスマスを…。』

とだけ言い残して帰っていた。

良いクリスマス…、クリスマスは終わったんだ…

俺はそう考えていた。後はリナの機嫌が治っている事を願って俺は家の扉を開けていた。

『遅い!』

と帰るなり俺はリナに怒鳴られる。

『いつも通りだ。』

そう答えた俺の服を掴んだリナが

『さっさと、ゴッコ終わらせてクリスマスをアルトとやるんだもん!』

と俺からは目を逸らして顔を赤くしたリナが言っていた。

『んあ?』

『だから…、ケーキ買って来て、チキン買って、お鍋して…、だから…、早くゴッコ済ませるの…。』

頭でっかちでいっぱいいっぱいのリナが半泣きになりながらそう言っていた。

別に俺とリナのクリスマスは世間と同じ日にする必要はないんだと俺は笑っていた。イベントは嫌いだが、リナがやりたい事はやらせてやりたい。

だから…

だから、俺はいつも通りにリナを抱きかかえてリナの頬にキスしてやる。

『クリスマスをやるならゴッコ終わらせんぞ。』

そう言ってベッドに連れ行った俺にリナが笑っていた。多分、これがリナのクリスマスプレゼントなんだと俺は笑っていた。

そしてリナが欲しがっているクリスマスプレゼントは俺とケーキ食ってチキン食って鍋を食うクリスマスを恋人として過ごす事だ。

本当は宗司を送ってからリナにネックレスを買っていた。だから帰りが少しだけ遅くなった。もし、リナがまだ機嫌が悪かったら、せめてプレゼントくらいしてやろうとか思っていた。

だけどリナは機嫌がどうのではなく、ただ俺とやるクリスマスを待っていた。

『アルト?』

笑っている俺に不思議そうにリナが聞いて来る。俺は

『待った無しだ。』

と答えてリナにキスをしていた。
/469ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ