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堕天使 1st gig.
第12章 クリスマス
反射的に逃げようとしたリナの身体を押さえつけて俺はリナの一番奥まで一気に突き上げていた。

『がはぁっ…!』

とリナが固まったまま、見開いていた目を固く閉じて全身を震わせる。

達した快感と強烈な痛みにリナの閉じた目に涙が浮かんでいた。俺の手を握るリナの手が真っ白になり、リナが相当力んでいるのが俺に伝わって来た。

『キツいなら、ここで止めるか?』

そう聞いた俺にリナはフルフルと首を振るが、力むリナにはますます激痛が走るらしく

『ひっ…。』

と小さな悲鳴を上げていた。俺はそんなリナの頬にキスして

『ゴッコは終わったんだから、無理しなくても、次からはそんなにキツくないぞ。』

と教えてやる。

『ゴッコは終わった?』

と不安そうに聞いて来るリナの身体から少しずつ力が抜け始めていた。

『終わった。俺がわかるか?』

と少しだけリナの奥をつついてやるとリナが

『熱いよ…。』

と俺にしがみついていた。やり遂げなければと頭でっかちなリナは必死になる分力んで身体の痛みが増していく。だけど終わったんだと納得すれば勝手に力が抜けて今はあまり痛みもないらしい。

ある意味、面倒臭くて、ある意味、単純で楽な女がリナだから、俺は笑ってリナにキスして

『動いても大丈夫そうか?』

と聞いてやる。リナは

『なんか…、ムズムズする。』

と赤い顔で俺から目を逸らしていた。まだ快感を感じる余裕はないリナだが

『んぁ…、あぁ…。』

と俺の腕の中で可愛い顔で喘ぎ続けていた。

終わった後はリナはしばらく動けずに俺の手の中でぐったりとしていた。俺は脱いだ軍服から小さな箱をリナに渡してやる。リナは不思議な物を見るように

『アルト?』

と俺に聞いていた。

『プレゼントくらいはしてやる。』

そう言った俺にリナがキスをしていた。

名前とかわからないが蒼い宝石を包むように銀の羽が装飾されたデザインのネックレス、ただリナの瞳の色に似合うと思って買っていた。

『似合う?』

とネックレスを付けたリナが飛びっきりご機嫌で俺に微笑んでいた。
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