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堕天使 1st gig.
第16章 拒否
家に帰ると俺が絶対に突き放せないリナが、逆に俺を突き放して

『今日はまだ買い物してないからやだって!』

とか言いやがる。任務から無事に帰って、休暇である以上、リナを抱きたい俺がリナをベッドに入れた途端にこの仕打ち…。

『じゃあ、さっさと買い物終わらせて来いよ。俺はその間、仮眠するからな。』

とふてくされて俺は寝るしかなかった。リナはいつも通りに俺の頬にキスだけして

『おやすみ。』

と言って買い物の為に家から出て行った。

リナが冷たい…

たったそれだけの事で俺は凹みたくなって来る。瑠衣や他の女にはそんな事を感じた事がなかった俺はリナにだけは凹まされる。

この違いはなんなんだ…

それを考える間もなく徹夜だった俺は眠っていた。

誰かの手が俺に頭に触れる感覚に俺が目を覚ますと俺のすぐ目の前でリナが笑っていた。

『アルト…、寝すぎ。』

とリナに言われていた。時間はとっくに夕方で俺は不機嫌に

『お前が俺の相手しないからだ。』

と答えていた。リナはクスクスと笑ってから

『お風呂して、ご飯にしたらアルトの好きにすればいいよ。』

と言っていた。リナはそうやって常に俺に選択肢を与えて来る。リナを抱きたいなら、さっさと風呂と飯を終わらせろ…、抱きたくないなら俺の好きな時に風呂と飯にすればいいとアバウトな選択肢を俺に与えて来る。

リナに縛られているようで結局俺は自由であり、その自由が不安になる俺はリナの言う通りに風呂に入りリナを抱えて飯を食う。

飯はほとんど食い終わり、ビールを呑みながらふざけてリナの尻を撫でてやる。リナはそんな俺に怒るが本気じゃない。

俺はリナの尻を撫で続けて

『まだ焦らすか?』

と聞いてやる。リナは赤い顔で諦めたように

『好きにしていいよ…。』

と言って来た。だから俺はリナにキスしてリナのシャツに手を入れる。春になってミニスカートになったリナの足の間に膝を入れて足を広げてやる。

『ベッドに…。』

そう言うリナの口を塞ぎ、テーブルの椅子でリナを抱えたまま、俺はキスを繰り返しリナの胸をまさぐっていた。
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