この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
堕天使 1st gig.
第19章 負傷
本来なら、新人の大地がいつもはそれをやっているから、さすがに俺と五十嵐が
『気を使わせる必要はないぞ。』
と宗司に言うと宗司は
『彩華は片付いてないと気が済まない性格なんです。職業病みたいなものですから。』
と笑っていた。彩華さんは小児科で女医をしている人だった。宗司と同じ医大に行き、宗司は中退して軍に入ったが彩華さんはそのまま医師になったらしい。
彩華さんが
『小児科って油断すると散らかっててついつい片付けちゃうんです。』
と言ったから俺達は小児科の子供並なのだと反省してしまった。雄太が
『美人で医者とかありねぇっしょ?』
と宗司を羨ましがり大地とハヤトがうんうんと頷くもんだからまたしても小雪が拗ねたように
『普通で軍人で悪うございました。』
と言い、何故か五十嵐がアタフタして
『軍人はいいぞ。軍人はいいんだ。』
とよくわからん事を言っていた。
リナは俺に
『軍人も悪くないよね。』
と笑っていた。外の雨が止み、宗司が俺に
『明日からしばらく晴れるらしいですよ。』
と言って来た。宗司が無事でリナが居るから俺はご機嫌で
『なら、しばらくはキレずに済むな。』
と言ったが全員から
『それはないと思う…。』
と見事に否定されていた。
焼き鳥屋に来る人数は増えて来たが、そういう日常を楽しむ事を今の俺は当たり前に受け入れる事が出来るようになっていた。
ただ、休暇明けにはやはり書類が片付いていないと宗司から俺は怒られて、宗司と彩華さんの片付け癖は似た者同士なのだと感じていた。
『そうやってカリカリしてたら老けるのが早くなるぞ。』
と俺が宗司の首に腕を回して言うと宗司は俺の鼻の先に書類を突き付けて
『ここ、サインが抜けてます。』
ときっちり1時間で全ての書類を終わらせていた。涼宮が
『やはり副官が居ないとダメですね。』
と改めて感心するから俺が
『宗司、俺と結婚してくれ。』
とふざけると宗司はいつもの涼し気な顔で
『僕は既に貴方のバディです。』
と機嫌良く答えていた。
俺は宗司が居ないとダメ隊長で2課は宗司が居ないと成り立たない部隊だと皆が改めて感じた日だった。
『気を使わせる必要はないぞ。』
と宗司に言うと宗司は
『彩華は片付いてないと気が済まない性格なんです。職業病みたいなものですから。』
と笑っていた。彩華さんは小児科で女医をしている人だった。宗司と同じ医大に行き、宗司は中退して軍に入ったが彩華さんはそのまま医師になったらしい。
彩華さんが
『小児科って油断すると散らかっててついつい片付けちゃうんです。』
と言ったから俺達は小児科の子供並なのだと反省してしまった。雄太が
『美人で医者とかありねぇっしょ?』
と宗司を羨ましがり大地とハヤトがうんうんと頷くもんだからまたしても小雪が拗ねたように
『普通で軍人で悪うございました。』
と言い、何故か五十嵐がアタフタして
『軍人はいいぞ。軍人はいいんだ。』
とよくわからん事を言っていた。
リナは俺に
『軍人も悪くないよね。』
と笑っていた。外の雨が止み、宗司が俺に
『明日からしばらく晴れるらしいですよ。』
と言って来た。宗司が無事でリナが居るから俺はご機嫌で
『なら、しばらくはキレずに済むな。』
と言ったが全員から
『それはないと思う…。』
と見事に否定されていた。
焼き鳥屋に来る人数は増えて来たが、そういう日常を楽しむ事を今の俺は当たり前に受け入れる事が出来るようになっていた。
ただ、休暇明けにはやはり書類が片付いていないと宗司から俺は怒られて、宗司と彩華さんの片付け癖は似た者同士なのだと感じていた。
『そうやってカリカリしてたら老けるのが早くなるぞ。』
と俺が宗司の首に腕を回して言うと宗司は俺の鼻の先に書類を突き付けて
『ここ、サインが抜けてます。』
ときっちり1時間で全ての書類を終わらせていた。涼宮が
『やはり副官が居ないとダメですね。』
と改めて感心するから俺が
『宗司、俺と結婚してくれ。』
とふざけると宗司はいつもの涼し気な顔で
『僕は既に貴方のバディです。』
と機嫌良く答えていた。
俺は宗司が居ないとダメ隊長で2課は宗司が居ないと成り立たない部隊だと皆が改めて感じた日だった。