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堕天使 1st gig.
第22章 後悔
ギリギリ、間に合った感じでリナの入院は免れたが、病院から帰って来たリナが今日は凹んでいた。
『赤ちゃんが小さ過ぎて性別とかまだわかんないんだって…。』
とリナが言う。痩せて骨と皮だけになったリナの腹は相変わらずペタンコだから
『そりゃ…、そうだろ…。』
と俺はなってしまう。お袋の時を考えれば、既に腹が出て如何にも妊婦ですって姿しか思い浮かばない俺には、ただ吐き続けて腹がペタンコのリナはなんかの別の病気なんじゃないかと疑いたくなるくらいだ。
あれから、少しでも固形物を試そうと、プリンやゼリー、スープなどをリナなりに試したが、やはりジュース系の液体以外は受け付けず、体調のいい日だけ、吐くのを覚悟で固形物を食べるを繰り返している状況だった。
安定期に入ったとは聞いたが、その安定期も栄養が足りないから、結局、油断は出来ないとか病院から言われ続けるリナはストレスが半端ないらしい。
そんなリナに俺は
『明日から、大丈夫か?』
と追い討ちをかける事になるから最悪だ。リナは拗ねたまま
『大丈夫…、万が一は彩華さんに連絡するから。』
と独り言を呟くように言っていた。明日から、俺はサミット入りだからだった。サミットの前日から現地入りして、サミットの2日間は警護の仕事があるから実質4日間は家に帰れない。
今はリナと夕食でリナを抱えて俺は飯を食う。結局、1人の夕食が嫌だとリナが言うから俺は俺の飯だけを買って来てリナと食う事にした。
今夜のリナは野菜ジュースにデザートはマンゴーフロートとやはり液体食の状況だ。今朝はリンゴジュースを2杯とか、まさにギリギリの食生活に子供の分まで栄養が回るとはとても思えない。
涼宮が言っていた妊娠中毒とやらも厄介らしいが、栄養不良も問題ではある。
そんなリナを抱えて俺はため息をつきたくても、リナのストレスとプレッシャーにしかならないから、それすら出来ずにリナを眺めるだけの状況だ。
ある意味、お互い針のむしろだな…
とかくだらない事を考えるだけの日常がまだまだ続くのだと俺は考えるしかなかった。
『赤ちゃんが小さ過ぎて性別とかまだわかんないんだって…。』
とリナが言う。痩せて骨と皮だけになったリナの腹は相変わらずペタンコだから
『そりゃ…、そうだろ…。』
と俺はなってしまう。お袋の時を考えれば、既に腹が出て如何にも妊婦ですって姿しか思い浮かばない俺には、ただ吐き続けて腹がペタンコのリナはなんかの別の病気なんじゃないかと疑いたくなるくらいだ。
あれから、少しでも固形物を試そうと、プリンやゼリー、スープなどをリナなりに試したが、やはりジュース系の液体以外は受け付けず、体調のいい日だけ、吐くのを覚悟で固形物を食べるを繰り返している状況だった。
安定期に入ったとは聞いたが、その安定期も栄養が足りないから、結局、油断は出来ないとか病院から言われ続けるリナはストレスが半端ないらしい。
そんなリナに俺は
『明日から、大丈夫か?』
と追い討ちをかける事になるから最悪だ。リナは拗ねたまま
『大丈夫…、万が一は彩華さんに連絡するから。』
と独り言を呟くように言っていた。明日から、俺はサミット入りだからだった。サミットの前日から現地入りして、サミットの2日間は警護の仕事があるから実質4日間は家に帰れない。
今はリナと夕食でリナを抱えて俺は飯を食う。結局、1人の夕食が嫌だとリナが言うから俺は俺の飯だけを買って来てリナと食う事にした。
今夜のリナは野菜ジュースにデザートはマンゴーフロートとやはり液体食の状況だ。今朝はリンゴジュースを2杯とか、まさにギリギリの食生活に子供の分まで栄養が回るとはとても思えない。
涼宮が言っていた妊娠中毒とやらも厄介らしいが、栄養不良も問題ではある。
そんなリナを抱えて俺はため息をつきたくても、リナのストレスとプレッシャーにしかならないから、それすら出来ずにリナを眺めるだけの状況だ。
ある意味、お互い針のむしろだな…
とかくだらない事を考えるだけの日常がまだまだ続くのだと俺は考えるしかなかった。