この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
堕天使 1st gig.
第25章 始末書
問題はいきなり現れた軍人に本物の銃を突きつけられ、怒鳴り上げられた時に本気で殺されると思った事やあんな怖い思いをするなら2度とイタズラはやらないといった内容の事だった。

つまり、俺がテロではない民間人に銃を突きつけ脅した事実が公式記録として残ったという事だった。親父さんは再びため息をつき

『今回はさすがにもみ消せん…。』

と言い、五十嵐は

『始末書は出して貰うぞ。』

と俺を睨みつけていた。俺は

『まぁ、そういう事もある…。』

と完全に開き直っていた。親父さんが

『気持ちはわかるんだが、うちはお前さんが居ないと成り立たない組織なんだから少しは自重してくれ。』

と俺に懇願するように言うから俺はふてくされながらも

『了解しました!』

とヤケクソ気味に答えていた。

なんだかんだ言っても、やはり俺は親父さんには逆らえず、親父さんは

『今度、お前さんの家に寄らせて貰えるか?』

と俺に聞いて来た。親父さんはリナとの結婚した時も祝いだと俺とリナを飯に連れて行ってくれていた。今回は多分美優の祝いだと判断した俺は

『親父さんならいつでもどうぞ。但し、うちのは飯とか用意が出来ないですよ。』

と言っていた。親父さんは笑って

『孫の顔が見たいだけだ。』

と言っていた。親父さんはずっと独身のまま軍に人生を掲げ、俺達みたいなはみ出し者の親父をずっとやってくれてる人だった。

「跳ねっ返り」と言われた俺を真っ先に戦場で引き取ってくれたのが親父さんだった。今は前線は退いたがやはり俺達みたいな奴の為に上層部との間に入ってくれてる親父さんが俺は有難い存在であった。

親父さんの部屋を出てから俺はそこからタップリと1時間、2課の部屋で宗司に加え何故か五十嵐も参加して始末書を書きながら2人から説教を受けるという地獄を見る羽目になっていた。

小雪は

『自業自得だから…。』

と言い、雄太とハヤトは笑っていた。大地は呆れ、涼宮は

『ご愁傷さまです。』

と何故か俺に合掌をしていた。宗司と五十嵐があまりにもしつこいから最後は俺が

『いい加減に自分の仕事に戻りやがれ!』

とキレて叫び、ますます宗司と五十嵐の説教をヒートアップさせる事となってしまっていた。
/469ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ