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堕天使 1st gig.
第25章 始末書
ただイライラとしながら俺は

『飯…。』

とリナに言っていた。リナは

『はいはい、パンとハムと卵しかないよ。』

と俺の飯とコーヒーを用意していた。飯の後はリナが買い物に行くからと俺はやはり美優と留守番だった。

『お前がもう少し動けるようになればな。』

と俺は美優に言っていたが美優はただ寝るだけの子のままだった。美優がまだ外に連れ出せないからリナは今は買い物に苦労している状況だった。

俺が車を出してやればすぐに済む買い物もリナが1人で買いに行くからかなり大変ならしい。一度、仕事帰りにリナに美優のオムツを頼まれたがサイズが違うとかでリナは俺に買い物を頼む事を諦めていた。

だから、最近の休暇はリナは何度も買い物に出掛け、俺は動かない美優と留守番ばかりだった。

後ひと月で美優を連れ出せるとリナは言っていたが、それまではリナには苦労をさせる事になると休暇中、俺は自分の食った皿とか洗い物は出来るだけ自分でやり、洗濯とかも出来るだけやってやるようにしていた。

休暇明け、朝一番に俺は五十嵐から呼び出しを受けていた。正確には対テロ特殊部隊総合司令官、大佐こと親父さんの呼び出しに俺は五十嵐の付き添いで向かっている状況だった。

明らかに不機嫌な五十嵐の顔を俺は見ないようにしながら親父さんの部屋の前まで着いていた。五十嵐が扉をノックし、扉が開けられると

『1課五十嵐少佐、赤羽少佐を連れて参りました。』

と五十嵐が敬礼をして部屋に入っていた。俺も五十嵐と同じように敬礼して部屋に入ると

『楽にしたまえ…。』

とため息混じりに親父さんが言っていた。五十嵐が

『今回は釈明の余地はないぞ。』

と俺に例のイタズラ自爆犯の自白調書を出して来た。大学を卒業し、酒に酔った勢いでネットに載っていた爆発物の形を真似て作った物を身に付けファミレスに向かったとかいう学生の言い分が警察での調書には書かれていた。

学生達がファミレスに入るなり、従業員が悲鳴を上げ、他の客が怯える姿が面白かった為にそのままイタズラがエスカレートしたとか学生達は自供していた。
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