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堕天使 1st gig.
第26章 訓練兵
結局、その日は昼休みまで不機嫌なままの五十嵐と宗司を引き連れる形で俺は食堂に向かっていた。

食堂で飯を食ってた俺の右隣に五十嵐、左隣に宗司という挟まれた状況で、まだクドクドと五十嵐と宗司に言われ続けていた俺は

『大体、元はと言えば、出動要請した所轄にも原因があるし、その要請を許可したのは五十嵐さんだし、3課にだって問題があるだろうが!』

とそろそろ責任転換とばかりに叫んでいた。俺が叫んだ瞬間、俺の前に2人の男が立っていた。

3課の隊長とその腰巾着の副官だ。3課の隊長は

『いい加減な2課のミスを3課のせいにされるのは迷惑なんだが?』

と俺に言って来るから俺は

『ネット情報の管理削除もサイバーの仕事だよな?ネットに自爆用の爆発物がアップされてる自体、サイバーの怠慢じゃねぇのか?』

と言っていた。テロに関したネット情報を情報部の1課に報告する義務が3課にはある。後はサイバーテロに対する仕事などが3課の仕事だった。

3課の隊長は

『うちは2課と違って無限に近いネットを監視しているんだよ。暇人のレベルで難癖を付けられる覚えはないね。』

と言い返して来た。タダでさえクドクドと続く五十嵐達の説教に我慢の限界だった俺は

『上等だ…。』

と立ち上がろうとしたが、俺の尻は椅子から離れる事はなく、五十嵐と宗司がガッチリと俺の腰ベルトを両サイドから押さえ込んでいた。俺を押さえ付けながら五十嵐が3課隊長に向かって

『3課がそれだけ忙しいと言うのなら、こんな所で女みたいにおしゃべりしてないでさっさと仕事をしてくれるか?最近の3課の情報はどうでもいい内容しかうちに来てないぞ。』

と言っていた。五十嵐には逆らえない3課隊長は副官を連れて食堂から出て行った。そこから五十嵐は

『だから、その殴ってなんとかしようとする性格を治せと何度もお前さんに言っとるんだ!』

とまたしても俺に説教を始めていた。

『だから、殴らずに銃を突きつけたら始末書になったんだ!』

と完全に俺は開き直っていた。宗司がため息をつき、五十嵐は

『どんだけ馬鹿なんだ…、お前さんは…。』

とやはり完全に俺に呆れていた。
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