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堕天使 1st gig.
第26章 訓練兵
リナは冷たい顔をして

『じゃあ、アルトがお風呂上りの美優の面倒を見てくれるの?』

と言って来た。美優をタオルで拭いて、オムツして服を着せる…。それはそれで不可能だと感じた俺は

『俺が美優を洗う…。』

となっていた。俺が留守で居ない時はその両方をリナが1人でやるんだと思った俺はその程度はリナには協力しないとダメなんだとか思っていた。

翌日から俺が美優を風呂に入れる事になっていた。仕事から帰るなり、リナは俺に裸にした美優を渡し

『頑張ってね。』

とご機嫌だった。要するに俺が美優をそうやって引き受けている間は、リナは夕飯の用意など自由になる時間が少しでも増えるからだ。俺は正直に言うと美優との初めての風呂が怖いからリナに

『呼んだらすぐに来いよ。』

と言って俺も脱衣場で服を脱ぎ美優を抱えて風呂に入っていた。とりあえず、美優を洗って湯船で温めるまでは俺は自分の身体も洗えない事に気付き美優に

『とにかく風呂では寝るなよ…。』

と言い聞かせてから、まずは美優の頭を洗ってみた。シャワーで流す時に美優が嫌がるかとか俺は思っていたが、やはり美優は動じない子らしく、目を開けて俺の顔をジッと見ているだけだった。

顔にかなり緩めのシャワーを浴びせた時だけ美優は目を閉じて少し嫌な顔をしていたが、すぐに普通になり、身体を洗う時もあまり反応する事もなく、俺はなんとか無事に美優を洗い、湯船に美優と浸かり、美優が少し赤い顔をするくらいで俺はリナを呼んでいた。

俺が風呂から上がると美優はもうミルクで腹がいっぱいになったらしく、既にリビングの真ん中で寝かされていてリナが

『やれば出来るね。お父さん。』

と俺に笑っていた。初めて俺は美優に父親らしい事が出来たんだと理解して、頭の悪いダメ親父でもなんとかなるもんなんだと笑っていた。

『当たり前だ。』

と俺はリナにいきがって言っていた。リナはただクスクスと笑い、俺は美優の寝顔を見ながら、俺が美優を守っていきたいのなら美優の父親として俺は出来ないからと逃げる訳にはいかないんだと自分自身に言い聞かせていた。
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