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堕天使 1st gig.
第30章 レセプション
内容は今回の演習目的やスケジュールの確認だ。演習は前半と後半の2部構成で前半は訓練学校でやっているような射撃訓練や防衛ラインの設置などの訓練だ。

休暇を挟み、後半は実戦を想定した訓練になり、敵味方に分かれて模擬弾を使用してやり合うスタイルに変わっていく。

その為の自分の隊員名簿も、この段階で振り分けられる。まずは前半は隊員達を適当に振り分け、通常訓練を見た上で後半の実戦型模擬に隊員の適正を考えて振り分けるのが俺の仕事になる訳だ。

そういう兼ね合いから、訓練学校で特別教官をやっている隊長は何人か今回は含まれているのが確認出来た。

会議が終わると知り合いの高橋少佐から

『夕飯でも一緒にどうだ?』

と誘われた。高橋は普段は市兵の小隊長で大戦時には防衛で有名になった奴だった。

一般兵士に気を使う下級指揮官はどうしても指揮官同士で固まってしまうのも演習の名物だ。

俺は高橋とお互いの副官を連れて食堂へと向かっていた。まだ夕飯には早い時間だが、この後にまだスケジュールがあるから食える時に食うというやり方になってしまう。

食堂で高橋が

『今回は婦人同伴らしいな?』

と俺に聞くから俺は

『高橋さんもだろ?』

と聞いていた。高橋は

『うちは同伴とは言わねぇよ。軍の予算で父親無しの家族旅行に来たって感じだ。子供らが夏休みだし、もう自分勝手に遊び回る年頃だからな。』

とモロに嫌な顔をしていた。高橋のところは嫁さんが婦人会を嫌っているからレセプションすら嫁さんが来てくれないとかボヤいていた。

リナもそうなるのか?

なんとなく俺は不安に凹んで来る感じだった。

初めてだからついては来たが、これが何回か続くと俺に嫌な顔をリナや美優もするようになるのかもしれない…

そうぼんやりと考えていた俺に宗司が

『そろそろ行きます。』

と食堂から出ていた。宗司は今からレセプションの為にリナを迎えに行って、リナと美優をホテルの婦人会の部屋に送る役目があるからだ。

婦人会の部屋では着物の着付けや髪のセット、メイクまでしてくれるとリナが言っていた。
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