この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
堕天使 1st gig.
第31章 自由
最終日の夕方はまたしてもレセプションで、お疲れ様の意味のレセプションは今回は下士官も参加する事が出来るから俺は宗司に

『お前も来い!』

と無理矢理に命令を出していた。高橋も最終のレセプションには婦人同伴で参加していて、迂闊に

『赤羽さんの奥さん綺麗な人だろ?』

と自分の嫁さんに言うから嫁さんに

『そういう事言うからレセプションとか一緒に出たくないのよ!』

と怒られていた。俺はとりあえずこういう場では自分の嫁以外は褒めてはいけないのだと高橋夫婦から学習していた。

リナは相変わらず、着物姿で注目を浴びる中、ただニコニコと俺に付き添っているだけだった。

レセプションが終わり、俺が美優を迎えに行こうとするとリナが

『美優がまたアルトが居てくれるって期待するか今夜は私だけで連れて帰る。』

と言い出した。俺が中途半端に美優と会えば美優がまた俺と居られると勘違いをして俺が居なくなった後の美優はずっと凹んでいるらしい。

『ごめんな…。』

と俺はリナにそう言ってやるしかなかった。リナは

『明日、日本で会えばいいだけだよ。』

と無理して笑っていた。宗司が俺に

『いいのですか?』

と聞いて来たが俺は宗司に

『兵舎に帰るぞ。』

と言って兵舎に向かっていた。

今もまだ、リナは1人でもちゃんとやれるを俺の為に続けている。俺と美優の為にリナは我慢を続けているのが俺は少し辛かった。

翌朝、俺は行かずに宗司だけがリナ達を空港に送っていた。その後から俺と宗司は軍の輸送機で日本に戻り、夕方に着いた日本では本部で演習の報告書を済ませ、俺は2日間の休暇に入る事になっていた。

幸い、2課の隊員達も通常休暇だったから雄太や小雪が

『明日、焼き鳥屋で演習の話し聞かせてよね。』

と笑っていた。

俺はとにかく家に向かい、家の扉を開けていた。美優がいつものように玄関まで這い出て来るのを拾い上げ、リビングに向かった俺に台所にいつものリナが居て

『おかえり。』

と笑っていた。演習が終わったんだと本当に実感した瞬間だった。俺はいつものようにリナにキスして

『ただいま。』

といつものように言っていた。
/469ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ