この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
【Onlooker】~サラが見たもの~
第5章 アイドルの、掟(ルール)?

「だからコッチは、一旦保留にしとけよ」

「保留って……それだとさぁ。なんか私が、感じ悪くない?」

「いいだろ、別に。それにそれくらい割り切らねーと、生半可じゃねーぞ。たぶん、あのイケメンの方もな」

「俊くんは、紺野さんのこと――なにか、知ってるの?」

「いや――」


 一旦言葉を切り、考えを巡らせるようにして黒木はこう続けている。


「オンルッカーの一番古い常連客で、その度に連れてくる相手(パートナー)の女が変わるって。俺が知ってるのは、それくらいだ」

「パートナーが変わる? じゃあ、この前の女(ひと)も彼女とかじゃ……?」


 そう聞かれた黒木はあからさまに、顔を歪めた。


「ああ、そうだった。この前の相手は確か……あの咲花さん、だったよなぁ……」

「さいか……さん? あの女(ひと)、俊くんの知り合いなの?」

「ああ、前にボーイをしていたキャバクラのナンバーワン・キャストだ……」


 黒木はそう言って、大きなため息を吐いた。


「?」


 その様子を不思議そうに見つめたサラをよそに、黒木は更に話を続ける。


「まあ、そんなわけだから……その意味では、その時々に連れてる女たちにそれ程の執着はないと思うぜ」

/456ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ