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【Onlooker】~サラが見たもの~
第5章 アイドルの、掟(ルール)?

 ベッドの上は、その攻守を転じる。

 キスをした勢いのまま、ひかるが栗山の身体を横たえてゆく。二人の身体を覆っていた毛布が、するりと床に滑り落ちた。

 上からの貪るようなキスで責めながら、栗山の腹部にのしかかった。はしたなく馬乗りになると、両手で栗山の胸板から小さな乳首を探り当てる。左右のそれを指先の動きで、素早く小刻みに刺激している。


「ああっ、ひかる……?」


 唇を話し、戸惑いを浮かべる栗山。

 そんな反応を素知らぬように、次にひかるは日焼けした身体に、その舌を這わせた。細やかながた突起した乳首を、尖らせた舌先でつんつんと弾いた。


「うわぁ……」


 堪らず吐息交じりの声が洩れだす。そんな栗山の股間は見る間にも、ムクムク、と隆起してゆく。


「――!」


 ひかるはその気配を、自らの秘所付近に感じた。そして、その形を確かめるように、ゆるやかに腰を動かすと、尻の肉の狭間で擦り上げる。その動作を数回――。

 十分に猛りきったことを肌の感触で確かめ、ひかるは笑った。


「真司さんの……とても、素敵よ」

「ひかる……」

「でも、もっと――感じてほしいの」


 愛おしげに見つめ、ひかるは言った。

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