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【Onlooker】~サラが見たもの~
第5章 アイドルの、掟(ルール)?

 今度は手で、そして口で――ひかるはやや急いたように、勃起した竿を扱き、舐め、咥えた。


「な、なにも、そんなことまで」


 その行為に驚いた栗山の表情からして、普段以上に積極的な愛撫なのだろうと窺わせている。それでもまだ、ひかるはまだ止まろうとはしなかった。

 立派な肉棒を深く深くまで含み入れる、その横顔。じゅっぷ、じゅっぷと淫らな音を奏でて止まない。

 最早、アイドル云々ではなくて、それは紛れもない女の顔だ。しかし、妖艶でありこそすれ、魅力を損なうものではなかった。

 サラは知っている。ひかるの真意を。だから、続く行為にも栗山のような驚きはなかった。

 ひかるは両脚をぐっと押し上げ、栗山に恥辱に満ちた体勢を取らせようとしている。


「な、なにを……?」

「いいから、任せて」

「……?」


 そう言って不思議そうにする栗山の身体を丸め込むと、ひかるが顔を近づけたのは――


「まさか――よせ! ひかるがそんなこと、しなくていい」

「私なら、平気」

「一体、どうしたんだ? いつもの、ひかるじゃない」

「そうかも――でも、そうじゃないの」

「ひかる……?」


 困惑を顕わにする栗山を見据えて、真剣な顔でひかるは言った。


「今、この瞬間に――貴方を愛することに、一切の躊躇なんてないわ。だから――」

「――あっ!」


 唇から徐に垂れ下がったのは、唾液の滴る舌。ゆっくりとした動きでそれががコンタクトしたのは、栗山のデリケートな孔であった。


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