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【Onlooker】~サラが見たもの~
第1章 見るだけの、お仕事?
「お、女同士とか……そんな……ことっ!」
――ピクン。
零子の指先がツンと突くよう大事な部分に当たり、サラは身体を震わせた。
恥ずかしくないわけがない。スカートの中の零子の手は、サラの下着の表面をじっくりと弄ってきている。
もう、とっくに自覚していた。下着がぐっしょりと濡れてしまってること――。
「お、お願いですから。私……」
只でさえ、セックスに至ろうとする二人を見ている状況である。その上に、そんなことまでされては、なんだか気が変になってしまうそうだ。
零子は右手でサラの肩を抱き寄せるようにして、左手では尚も敏感な部分を触り続けてくる。そうしながら、サラの耳元に優しく囁きかけた。
「サラちゃんて……感じやすいのね」
「ああん、もう……そんなこと、言わないでくださ……あっ」
「もっと感じても、いいわ。だけど、あの二人から――いえ、彼女からは目を離さないで」
「わかってますけど。だから、その手をどけて……んん」
「いいから、見なさい。ほら――今度は彼女の方が、サラちゃんを見ているわ」
「え……?」
零子の言った通りだ。
ベッドの上の女は、男への執拗な愛撫を続けながらも、何故かその視線をサラの方に向けた。
ホントだ……でも、どうして?
サラにはその視線の理由が、まだわからずに――。