この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
【Onlooker】~サラが見たもの~
第11章 オンルッカー……?

 んっ……ちゅっ。


 黒木の細く、それでいて筋肉質な身体。その薄い胸板に、サラの唇が触れた。もどかしいまでにたどたどしく、小さな吐息と柔らかい唇の感触が、まるでその意図に反し黒木を擽るように――。

 そうしながら身体をぴたりと押し寄せたサラが、その右手で黒木の男の箇所を探り当ててゆく。

 当初の重圧を解かれ、いつの間にかもうすっかりと逞しく起立したソレを、サラの小さな手に掴み取られ、黒木は驚いたようにピクリと全身を震わせた。

 そのような積極的な“手つき”をして「サラらしくない」と思うのは、先程と同じく変わりはないけれど。そうして“変わろう”とするサラに、水を差すことばかりをするわけにもいかずに――。

 そう、この夜。そんなサラに、もっと強い衝動を与えてやらなければならない。それが自分の役割だと、黒木は自覚するのだから。

 しかしながら、そうあるためにも、黒木にはまだ払拭すべき大きな懸念があるのだ。


「うっ……ああ……」

「俊くん……?」


 そう言って顔をもたげたサラに、顔を覗き込まれている。

 そのサラの右手は、次第に強く黒木自身を、じわりと扱き上げ続けていた――から。


「ちょっ……ま、待て」

「え……?」

「くっ、うああっ!」


 ――ビッ!


「きゃっ!」


 突如として弾けたものに、サラは驚きそんな声を発した。

/456ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ