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【Onlooker】~サラが見たもの~
第2章 ラブリーな、彼女?

「……」


 ヤマダが唖然として、言葉を失っていいる。

 その驚く顔を見やり、サラは思った。


 やっぱり……この人は、怖がってる。


 その結論を得て――サラは腰かけていた椅子から、すっとその身を立ち上げた。

 そうして、ベッドの脇に座り、徐に伸ばした右手は――?


「な、なにをする気だ!」

「大丈夫です。任せてください」

「よ、よせ――そんなこと、俺は……うっ!」

「どうか、リラックスを。ゆっくりと息を吸って――」

「し、しかし……君に、こんなことを……」

「私のことは気になさらず。どうか、エリーさんのことを見てあげてください」

「エリーを?」


 そう口にしたヤマダは、身体を横たえ脚を開いたままのエリーを見つめた。

 その傍らに寄り添うように腰掛けたサラは、伸ばした右手でヤマダのしなだれたままの股間を、緩やかな動きで擦り始めていた。

 じっくりと、優しく撫でて――。

 それにピクッとした反応を覚えると、徐々に速く上下の動きを加えてゆく。


「あ……ああっ」


 そう声を漏らすヤマダ自身に、サラの掌は猛りの兆候を感じていた。

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