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【Onlooker】~サラが見たもの~
第3章 イケナイ、男(ひと)?
それにしても女の方も何故、いいようにされるのだろう。それも、金の力ということなのか。
ともかく、これで終わりだろう。
零子に伴われた時から数えれば、もうこれで三度目の現場になるが。まだまだ慣れたなんて言える段階ではないのに、その上こんな乱交じみたものを見せられれば、辟易だってする。
この案件は、紛れもなく金持ちによる露悪趣味といった様相。サラが「見る」ことで、既に相手の欲求は満たされていると思われた。
「あの……私は、そろそろ」
ベッド脇に用意されたソファーかた立ち上がると、サラはおそるおそるそう訊ねる。オンルッカーの仕事は、基本的に時間制ではない。
クライアントの側が行為を終えるまで、その役割を全うしなければならない。だが、流石にもう限界と感じて、堪えかねたサラは男に伺いを立てたのだ。
しかし――
「いいから、君は座ってなさい」
「えっと……でも」
「まだまだ、これからだよ。ほら、見ていたまえ」
男は栄養ドリンクのような小瓶をゴクゴクと呑み干しながら、サラのほど近くに立つ。その姿は当然のように全裸であり、前を隠す素振りもなく寧ろ見せつけているのだ。
「ちょ、ちょっと……」
目のやり場に困り狼狽えるサラを尻目に。
「オイ」
男がそう呼びかけると、先程まで補佐的な動きをしていた黒髪の女が、その膝元に傅く。そうして、男のしな垂れたモノを握り――
「そう、これから――やっと、私の番だもの」
吐息交じりにそう言うと、口から舌を出し、それを男の亀頭に這わせた。じっくりとしたその口業は、見る間に男の怒張を回復させてゆく。
ともかく、これで終わりだろう。
零子に伴われた時から数えれば、もうこれで三度目の現場になるが。まだまだ慣れたなんて言える段階ではないのに、その上こんな乱交じみたものを見せられれば、辟易だってする。
この案件は、紛れもなく金持ちによる露悪趣味といった様相。サラが「見る」ことで、既に相手の欲求は満たされていると思われた。
「あの……私は、そろそろ」
ベッド脇に用意されたソファーかた立ち上がると、サラはおそるおそるそう訊ねる。オンルッカーの仕事は、基本的に時間制ではない。
クライアントの側が行為を終えるまで、その役割を全うしなければならない。だが、流石にもう限界と感じて、堪えかねたサラは男に伺いを立てたのだ。
しかし――
「いいから、君は座ってなさい」
「えっと……でも」
「まだまだ、これからだよ。ほら、見ていたまえ」
男は栄養ドリンクのような小瓶をゴクゴクと呑み干しながら、サラのほど近くに立つ。その姿は当然のように全裸であり、前を隠す素振りもなく寧ろ見せつけているのだ。
「ちょ、ちょっと……」
目のやり場に困り狼狽えるサラを尻目に。
「オイ」
男がそう呼びかけると、先程まで補佐的な動きをしていた黒髪の女が、その膝元に傅く。そうして、男のしな垂れたモノを握り――
「そう、これから――やっと、私の番だもの」
吐息交じりにそう言うと、口から舌を出し、それを男の亀頭に這わせた。じっくりとしたその口業は、見る間に男の怒張を回復させてゆく。